調査手法が決定すると、次にその調査時点の配置と調査深度を決めることになる。
調査地点の配置と調査深度は、計画構造物の種類・規模・地盤状況等によって異なるが、各種の分野や工種において表2〜表3に示すように、それぞれ経験的におおよその内容(調査項目、手法等)および頻度(調査間隔、深さ、数量等)の目安が考えられている。
調査深度は構造物の支持層に達するまで行うことが原則となるが、構造物の種類によって支持層の定義が異なることに注意を要する。例えば、橋梁等の構造物基礎の場合には、N値30以上あるいは50以上が支持層となるが、道路や鉄道等の盛土の場合には、すべり破壊や沈下について問題とならない地層が支持層となる。