土木建築構造物とは、広い意味では土構造物(道路盛土や造成盛土)、ダム・トンネルなども含まれる。
ここでは、橋梁・擁壁・樋門・建物等を「構造物」として、これらを支える基礎の設計・施工に必要な調査・試験の計画について述べる。
構造物基礎の調査・試験は、設計計画をより具体化するための作業であり、事後の施工および保守を十分に考慮する必要がある。
設計のための地盤に関する調査・試験は、全体の流れを踏まえ順序立てた計画が必要となる。
図2には基礎構造物の設計における調査・試験の進め方の一例を示した。
調査の内容や求められる精度は、構造物の種類や規模、重要度等により異なるが、以下のような問題点の抽出から整理するのも1つの方法である。