調査は各ルート検討段階に沿った内容と精度を必要とする。
1.調査の内容
下表に示すように、各ルート検討段階毎に調査の内容が異なるので、段階を追って調査を行い、手戻りのない効果的な調査を行うことが必要である。
表6.1 各ルート検討段階毎の調査内容と成果
検討段階 | ルート検討(1/5,000) | ルート検討(1/2,500) | ルート検討(1/1,000) |
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地形地質 調査の内容 |
全体的な地形、地質、土質の概要と問題点の抽出
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路線の地形地質コントロールマップ
|
道路構造に係わる重要な問題区間、場所
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主な成果品 | 土木地形地質図 1/5,000 |
土木地形地質図 1/2,500 |
土木地形地質図 1/1,000、1/500 |
(1)ルート検討段階(1/5,000、1/2,500)における留意点
(2)ルート検討段階(1/1,000)における留意点
2.調査の精度
地形地質調査の精度は各調査段階で異なり、使用地形図の縮尺が調査精度に影響する。
表6.2 地形図の縮尺と表現精度
地形図の縮尺 | 地形図上で2mmで表現される地層や断層の厚さ |
---|---|
1/1,000 | 2m |
1/2,500 | 5m |
1/5,000 | 10m |
(地形図上で地形線を引く限界から2mmとした場合) |