(株)日さく 三鬼 春生
15.若手技術者セミナーに参加して
大泉 研一 三鬼 春生 増田 哲史 |
若手技術者セミナーは、平成15 年度9月18 日(木)〜19 日(金)の二日間にわたり山形県の蔵王温泉「グランシェラ蔵王」で開催されました。 参加するにあたり、若手技術者セミナーなのに中堅どころが参加してもいいのか?と聞いたら、会社からの説明は、私と同じように現場管理をしている40 歳代の方々が多数参加するとのことで現場での苦労話でもして盛り上がろうと思ったのに、実際参加してみたら参加者のほとんどが20 歳代の若手だったのでちょっとビックリでした。(その名の通り、若手技術者セミナーでした) 第1 日目は、安彦宏人講師から「地質基準、土質調査成果の性能基準化」と「地中熱利用技術」の講演が行われました。私は地中熱を利用した道路の消融雪工事を実際施工したことがあり非常に興味深々で聞いていたのですが、時間が無かったせいか簡単な説明で終わってしまったのでちょっとガッカリしました。 その後、3 グループに分かれグループデスカッションが始まり、座長は主催者技術員の方が勤め進行しました。今まで経験した仕事の内容や苦労した事を聞かれ、若手の方がテキパキと応対して、いろいろな話を聞けたのは非常によかったです。 その後、ゆっくり温泉に浸かりいよいよ今回のメーンイベントの懇親会の始まり始まり・・・で、私の予想では無礼講で大盛り上がりになると思いきや、なんと静かな内に終わってしまったことか!翌日、懇親会後にある1 室では技術員と若手が集まり大いに盛り上がったと聞いて、私も行けば良かったなとちょっとコウカイ・・・。 第2 日目は各テーマごとに3 グループに分かれ、前日あみだくじで当たった人が座長を努めて始まりました。私は「地下水」がテーマのグループに参加、地下水に関連したことをいろいろ討議しました。話も尽きて、話題が地下水から離れていき雑談?のようになった中で、私が一番印象に残っているのは、発注者は竣工検査の終わった成果品(特にコア箱)を業者預かりにするのはおかしいとの意見で、全員納得して大いに盛り上がりました。 今回の参加にあたり東北地質調査業協会に少し意見を言わせて頂けば、室内でグループに分かれてのディスカッションもいいけれど、やはり私としては実際工事を施工している現場に行き、今発注者も重要視している安全管理や環境問題についても討議したら良いのではと思います。 最後になりますが、今回若手技術者セミナーを開催していただいた東北地質調査業協会の役員の方々に感謝するとともに、今後も継続して開催して頂けるようによろしくお願いします。 |
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