奥山ボーリング(株) 泉 秀樹
10.地質調査技士に合格して
泉 秀樹 松島 剛範 伊藤 隆雄 山田 泰弘 |
入社してすぐ地質調査の基本、ボーリングマシンの基本操作を上司、先輩方から教えて頂き、現場では自分で考えながら、また教わったことを思い出しながら削孔してもやはり問題点は出てくる。この問題をなんなくクリアできてこそ一流のオペレーターだと思う。これは自分の目標であり、もっと勉強して少しでも近づけるように努力したい。 さて、試験対策としてだが、自分は弱点強化を目指し合格率をアップさせるため、オペレーターのための地質調査技士資格取得実践セミナーを受講した。弱点というのは、調査技術の理解度で、普段現場ではあまり接する事のない知識の乏しい分野や、現位置試験孔内検層などまだ現場で行ったことがなく、見たことのない器具や設備の試験、検層が多くあった事だ。特にその分野は過去の問題集を解くだけでは意味が無く十分に理解していないと応用が利かないと思ったため、講師の方に解らない箇所は質問し、理解しやすく丁寧に教えて頂いたので、とても意味のある、内容の濃いセミナーだった。その後は過去の問題集と講習会テキスト等を参考に自分なりに問題を解いてみた。 試験には口頭試験もあり、ボーリング技術・安全管理に関しては何とか返答できるだろうと思っていたが自分の苦手な分野(調査技術の理解度)についての質問に対して的確な返答ができるかどうか不安だった。テキストや参考資料等を丸暗記しただけでは苦手な部分について口頭で答えられる訳がなく、先輩方に現場での経験談を聞いて自分なりにまとめ、試験に臨んだ。 試験当日は解けない問題もいくつかあったが、手応えはあった。口頭試験の方が不安だったのと、試験官二人に受験者二人のはずが、試験官二人に自分一人になってしまった事で少し緊張した。質問内容にはできるだけ曖昧な言葉で返答しないように努めた。 今回幸いにも試験に合格することができたわけだが、今後地質調査技士を受験する方々に自分の経験として、資格取得実践セミナーへのできるだけの参加を勧めたいと思う。 今私は地質調査という業務に関して、時間が経つにつれその難しさ、奥深さを実感している。これからまだまだ多くの経験と知識が必要だと思うので、常に目標を持ち、少しでもレベルアップできるように仕事に取り組みたいと思う。 |
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