53.協会だより 平成16年度臨時総会

総務委員会
 東北地質調査業協会の平成16年度臨時総会は、平成16年10月6日(水)に青森市の「ホテル青森」に於いて開催されました。会員総数90社の内、出席42社と委任状44社で過半数以上の出席が得られ、ここに総会成立を併せて報告致します。

臨時総会は平成16年度の事業経過と収支会計の中間報告、及び会費の改定審議が主な内容であり、以下に概要を報告致します。

1、奥山紘一理事長挨拶の要旨
  • 青森会員各氏への臨時総会開催に当たっての謝辞。
  • 当業界を取り巻く環境は、ことのほか厳しい状況にあり、いろんな面で努力している会員各社の取り組みへの敬意表明。
  • 今年度の「技術フォーラム」は福岡で開催され、来年の2005年度は東北が担当することから、視察を行ってきた。 厳しい時代ではあるものの、東北からのPRと活動を見てもらう機会であり、是非成功させたい。現行の企画委員会から12月には実行委員会に発展させて準備を行っていく所存であり、会員各位の理解と協力をお願いする。
  • 貴重な会費を徴収しており、会費還元については各委員会活動を行って実施している。下請法・独禁法・土壌地下水汚染の講習会等を開催したり、今後もセミナー等の企画を行って会費の有効活用を行っていきたい。
  • 会費の見直しが懸案事項としてあり、値下げを念頭に総務委員会で検討してきた。その内容について理事会で審議検討した結果、承認された。審議の中では、会員各位へのサービスの提供や協会としての活発な活動を行っていくことが提案された。本日の議案のひとつであり、協力を賜りたい。
  • 従来の国交省との意見交換会に加え、新たに宮城県との意見交換会を実施した。今後は各県でも実施したいと考えており、各地区・各県での要望等を協会に上げてもらいたい。
写真   理事長あいさつ


2、議事

議長:奥山理事長
議事録署名人:(有)みちのくボーリング 高橋 晃氏(株)キタコン 佐藤和昭氏


(1)平成16年度事業経過中間報告「全国地質調査業協会連合会に関する事項」「対外関係に関する事項」「東北地質調査業協会に関する事項」についての活動状況報告を行い、承認された。
(2)平成16年度収支会計中間報告収支会計については、ほぼ計画通りに推移していることを事務局が報告して、承認された。
(3)会費の見直しについて総務委員長より下記内容の報告があった。

  1. 会費見直しの経緯
  2. 見直し方針の検討
  3. 平成17 年度以降の会費提案
  4. 今後の協会活動について
  5. 会員各社へのご理解とお願い

  現状の会費 見直し会費(平成3年度にもどしたもの)
ランク 売上幅 月額会費 売上幅 月額会費
A 4億以上 43,000 3億以上 40,000
B 3〜4億未満 40,500 2〜3億未満 33,500
C 2〜3億未満 33,500 1〜2億未満 26,000
D 1〜2億未満 26,000 0.6〜1億未満 20,000
E 1億未満 20,000 0.6億未満 16,000

・中央業者の売り上げについて

(1)東北管内の売上確定上の公表資料は存在しない。

(2)中央・地元という区分が、市場の流動性により不明瞭となってきている。

(3)以上の状況から、会社全体の売上規模(公表数字)によることとする。
以上の提案に対し、審議過程では会費収入が減少することから、会員増の対策を求められた。各県担当の理事が状況説明を行い、協会のPR で会員を増加させたい旨の発言を行う理事もあれば、単純に門戸を開放すると協会秩序が乱されるとの発言もあり、複雑な一面も見られた。

採択については、多数の賛成が得られ、承認された。

(4)平成14年度未収金の処理について当該案件は、平成14年度の会費未納者(1社)が再三の請求にもかかわらず、依然として納入していないために会計処理上未収金として計上されているものを、平成17年度以降は計上しないこととする、というものである。質疑の内容は、
  • 今後とも請求していくのであれば、予算・決算に計上すべき。
  • 該当する企業が営業を続行していない可能性もあり、請求をあきらめざるをえない。
  • 破産等の法的処理を行っているかどうか、不明である。このような処置を行っているのであれば、請求は不可能。
  • 営業登録更新時に申請書類の請求の有無で、判断できる。等々の議論が行われた。
採択については挙手で判断を求め、満場一致で事務局提案の「会計処理上、計上しない」ことが承認された。

臨時総会は予定時間を30 分ほど超過して終了した。

総会終了後は、懇親会に席を移して和やかに開催されました。奥山紘一理事長挨拶の後、青森地区を代表して阿部七郎理事の歓迎の挨拶と乾杯発声で始まった。地元の銘酒や新鮮な食材のもてなしに舌鼓を打ち、「青森ねぶた」の貴重な「お囃子」が披露されました。飛び入りで大太鼓や、「はねと」への挑戦もあり、盛大な宴会であった。

最後は来年度の臨時総会開催予定の岩手を代表して、湯沢理事の一本締めでお開きとなりました。

総会から懇親会まで、企画・運営に多大なご協力をいただいた青森地区の会員関係諸氏に深く感謝申し上げます。

文責:伊藤 賢一
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