協会誌「大地」No48

国土防災技術(株)福島支店 笠原 洋二

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みちのくだより福島
福島での生活、楽しんでいます。

吾妻小富士も雪景色となりハッキリ見えていた雪兎も雪ふかくなるにつれ隠れ始めたここ福島で3度目の冬を迎える。「灰色の空、鉛色の海」前任地秋田での冬の風景が思い出されます。

福島は東北最南端に位置し冬は晴天の日が多いように思えます。昨年吹雪の会津からの帰り奥羽山脈を貫く磐越道のトンネルを過ぎるとそこは青空に白い雲の郡山、気候の変化にしばし感動致しました。

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弊社福島支店より望む吾妻小富士

弊社福島支店の屋上からも晴れた日には吾妻連峰・安達太良連峰が美しい姿を見せてくれます、ここ福島は智恵子抄にも謳われた阿武隈川が南北に走り「磐城湯本・飯坂・芦ノ牧・東山」などの温泉地のある観光立県です。

福島県の中央部「中通り地方」に位置する県都、福島市の春は桃源郷と呼ぶに相応しく桃の花が咲き乱れ、梨の花、林檎の花と続きます。果樹大国と自負するだけのことはあるでしょう。

阿武隈高地を越えれば、映画「フラガール」で有名ないわき市常磐湯本の温泉地や勇壮な騎馬武者が神旗争奪戦を演じる相馬野馬追いが行われる相馬・南相馬市がある「浜通り地方」。

奥羽山脈を越えた「会津地方」では朝ラー(※朝ラーとは朝からラーメンを食べること、朝7時から開店するラーメン店が結構あるんです、実は小生も一度試してみました)で有名な喜多方のラーメンの外、独特の蕎麦文化をはぐくみ、全国有数の蕎麦の郷としても知られる会津地方では山都・猪苗代・桧枝岐など会津地方全域で様々な工夫をこらしたバリエーション豊かな蕎麦料理が味わえます。

会津でお蕎麦を堪能し、福島で果物をお土産に、いわき湯本で温泉につかるなんて旅はどうでしょうか。

蕎麦といえば、福島支店では毎年新蕎麦の時期になりますと、蕎麦打ち大会が開かれます。プロ級の腕前の熊田悦久参事にご指導いただきながら皆で、蕎麦打ちをします。福島支店の楽しい行事となっています。小生悪戦苦闘しながら、チャレンジし、挽きたて、打ち立て、茹でたての三たてを賞味致しました。まさに感動ものでした。ああ〜美味かった。最高!皆さんもチャレンジしてみて下さい。

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福島支店蕎麦打ち大会の様子

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