(株)共同地質コンパニオン   松島 剛範

松島 剛範

11.地質調査技士に合格して

泉 秀樹  松島 剛範  伊藤 隆雄  山田 泰弘
1.はじめに
 この度、地質調査技士に合格することができましてありがとうございました。この場をお借りして、受験対策に御協力して頂いた諸先輩方々に御礼申し上げます。

 さて、話は変わりますが、なぜ私に大地の「地質調査技士に合格して」の原稿依頼が来たのか不思議に思うと同時に、内心いったい何を書けばいいのか正直困惑しています。そこで、過去の投稿文章を読み、受験動機から対策等が書いてありましたので、私なりの感想を書かせていただきます。

2.受験動機
 私が地質調査技士の受験を決意した理由は色々ありますが、一番の理由は地質調査技士に合格したら自信が持て、一生の仕事として働くことが出来ると思ったからです。

3.受験対策
 受験申し込み後、受験対策としてやる事は皆さんもやっていると思いますが、過去の問題集や事前講習会テキスト(私の場合は過去5 年分の問題集を集め、取り組みました)をゆっくり、そしてじっくりと何度も読み、問題を解いていきました。

 択一問題をやっていて、「次の問いに対しての適切なものを選べ」もしくは「不適切なものを選べ」とあり、よくよく読まないうちに自分自身勝手にこの問題に対する答えを記入する悪いクセ(?)が出てしまい、正解率のあまりの低さ(4 〜5 割程度)に「ああ、今年もダメかもしれない。受験やめよう」と思うほどでした。

 それでも何度も過去の問題集を解くことで、自分の得意分野が「現場技術」、苦手分野が「基礎知識」であることがわかり、苦手分野の「基礎知識」を徹底的に勉強し、正解率がかなりアップしたことから、「もしかすると合格する可能性が出てきた」と自分自身に言い聞かせ、さらに気合いをいれて勉強しました。

 私が言えることは、先ほども書きましたが、問題を何回も解き、間違った問題についてはボーリングポケットブック、もしくは事前講習会テキストをチェックし、なぜ間違ったのか原因を追及し、そのことを文章(メモ)することで、頭の中に残っていると思います。

4.受験当日
 受験前日は出張先から夜遅く自宅に戻ってきたため、朝早く起きるのが少々辛かったのですが、受験会場に着いた瞬間に一気に目が覚めました。

 昼食時に解答確認で自己採点してみたら、昨年よりも間違いが多く、今回もダメかと思いましたが、せっかく仙台まで来たのだから面接を受けようと気持ちを切り換えました。

 口頭試験では、先輩方から「絶対、原位置試験に対する事を質問されるから覚えていた方がいい」とアドバイスがあり、予想通りに試験官からその質問をされた時には、スムーズに答えられたと思います。

5.終わりに
 今回、私は運よく合格しましたが、たとえ不合格の場合でも再度チャレンジすることが大切な事だと思います。

 これからも技術試験等にチャレンジし、一層の技術習得と、その技術を現場で生かすよう務めていきたいと思います。
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